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- 医院設計について3~歯科治療に対する想い~
2020年7月7日
こんばんは、院長の森田です。
今回はコンサル室のご紹介です。
“コンサルテーション”とは、CT撮影などお口の中の資料集めを行った後に、今後の治療内容の相談をすることです。
当院ではそのための部屋を用意しています。
例えば…
「佐藤さんはむし歯ができやすいようです」
=お口の中の状況について、問題点を歯科医師と患者さんの間で共有します。
「仕事が不規則なため、どうしてもストレス発散のためにチョコレートをよく食べ、そのまま寝てしまうことがあると話されてましたよね」
=その上でなぜそのようになったのかの分析を行い、説明します。
そこで納得していただけたら治療に着手するようにいたします。
ここで、むし歯を削って埋めていきます。
これがキュア(治療)です。
ここで私は毎回考えるのですが…佐藤さんにとっての問題点はむし歯があることではなくて、チョコレートを食べてそのまま寝てしまう点にあると思いませんか。
むし歯を削って埋めても、これではいずれ再発してしまいますよね。
実は歯科治療においてのほとんどは対症療法なのです…
ここで私たちのパートナーである歯科衛生士の出番です。
衛生士は主にキュア(治療)が済んだ後のケア(予防)を担当してもらいます。
この中で、
「佐藤さんは忙しくてついついチョコレートを多めに食べてしまいますよね。
それは仕方ないとして、実はむし歯になりにくいように家庭でできることがあるんです。
それはね…〇〇をするだけなんです。また、定期的に歯医者に来てくれたらね…〇〇もできますよ。」
といったような、患者さんそれぞれの問題点に合わせた解決法を探していくことこそが大切だと思っています。
(内容は話し出したら長くなるのでまたの機会にお話しします。)
私たちよりも患者さんに近い衛生士ならではの仕事ですよね。
衛生士による定期的なクリーニングこそが歯科の本質、歯科における原因療法であると考えています。
ぜひ一度当院で歯科衛生士によるクリーニングを体験してみてください!
院長
森田香櫻里