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- 最近読んだ本~子どもを良いかみ合わせにするためのヒントがありました!
2020年8月29日
こんにちは。
院長の森田です。
今日は最近読んだ本について紹介させていただきます。
「子どもの意欲を引き出す摂食嚥下支援」
というタイトルの本です!
「離乳食を食べてくれない!」
子育てしている中でそんな悩みを持たれたことのある方、今持っている方は多いのではないでしょうか?
離乳食についてレシピの本はたくさんあり、私も読んでみましたがどうして食べてくれないのか?どうすればよいのか?
それについてはあまり書かれておりませんでした。
そこで最近読んだこの本を紹介させてもらいます!
赤ちゃんが母乳を「飲む」機能は生まれながらもっていますが、それ以外のものを「食べる」ということは経験により獲得していきます。
離乳をスムーズに進めるためには、能動的に自分で食べようとすることが大切で、食べる機能を引き出します。
自分で食べる意欲を育てる、具体的には「手づかみ食べ」をさせることです。
「手づかみ食べ」は最近よく聞くようになったと思います。
手も机も床も汚れるので嫌だな…と思いがちですが、スプーンで口に入れられるのを待つのではなく、自分の意志で食べようとする「手づかみ食べ」は大事ですよね。
手づかみの経験は手指と口との強調や微細運動能力を向上させ、フォークやスプーンをつかうことにつながるそうです!
また、ついつい私達保護者は「頑張って作ったからこれだけは食べてほしい」と押し付けてしまいますが、冷静にかんがえると子どもが自分のペースで食べることが大切ですよね。
歯科治療と同じで子どもは無理に何かをさせても嫌になるだけです。
時間が無い中で毎日手づかみ食べをさせ、片付けをすることは難しいと思います。
時間がある日は心に余裕を持って、子どものペースに合わせて「手づかみ食べ」をさせてあげたいなと勉強になりました。
「子どもが食べることを楽しいと感じることができ、保護者も食べさせることが楽しいと感じられるような食事時間にすることが大切」という言葉を読み、すっかりそんな気持ちは忘れてしまっていたなぁと思いました。
同じ月齢でも歯の生え方によって食べられる物も変わりますし、食べたい物、好きな物も個人差があります。
栄養面が気になる気持ちもよくわかります!
でもいつかはみんな食事をするようになります!
今は長い目で見て、その子のペースに合わせて楽しい食事時間を作っていくことが大切だなぁと感じました。
楽しく食べるためには、安心できる環境において、信頼できる人のもとで、空腹と食欲を引き出す五感への感覚刺激が加わることが必要です。
子育てに追われ見失いがちですが、まさにそのとおりだなぁと思います!
子どもも大人と同じで味覚、視覚、嗅覚などの様々な感覚があり、発達過程であるので、それを考慮した食事を準備してあげないといけないなぁと思いました。
もちろん空腹を感じるよう、たくさん遊んであげたいと思います!
院長
森田 香櫻里