ブログBlog
- 9110 と 40354
2021年8月27日
こんにちは
勤務医の森田です
最近また新型コロナウイルスの感染拡大が話題となっています
毎日数人の方が、残念ながら亡くなられており、新型コロナウイルスを
なんとか封じ込めるために多くの方々が今も尽力されているのはご存じのことと思います
参考までに、コロナウイルスにより9110人もの方が2020年度に亡くなられました
大変残念に思います
ところで、歯科に関連する病気で、最も多くの方が命を落とす病気をご存じでしょうか
ちなみにその病気で、2019年には40354人もの方が亡くなっています
毎日100人以上の方が亡くなっている計算になります
亡くなるほどの大病なので…口腔がんでしょうか?
正解は、誤嚥性肺炎です
うまく飲み込みができずに、口腔内の細菌を肺に入れてしてしまうことによっておこる病気です
微熱が長期に続き、また繰り返し発症するので少しずつ体力が奪われていき…
やがて命まで奪う、恐ろしい病気です
亡くなられる方の人数の比較で言うと、新型コロナウイルスよりも、
皆様のお口の中にいる細菌のほうが凶悪と考えられるかもしれません
この誤嚥性肺炎を防ぐためにできることは
・歯磨き(口の中の細菌数を減らす)
・飲み込み力を鍛える
もちろんご自分で100点の歯磨きは難しいので、定期的に歯科を受診して
クリーニングを受けることが大切になります
加齢とともに必ず衰えていく飲み込み力を鍛えるために、
一番簡単なのはあいうべ体操と舌まわしです
口腔ケアには新型コロナウイルスの発症を抑える効果もあることがわかってきています
歯磨き、がんばりましょう!
勤務医
森田悠矢