ブログ|大分市玉沢で歯科をお探しの方はさくらの森デンタルケアクリニックまで

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授乳期から乳歯の生え始めの口腔ケア

2022年11月2日

こんにちは。

院長の森田です。

 

先日、年齢に適した口腔ケアが大事というお話をさせていただいたと思います。

今日は授乳期から乳歯の生え始めの口腔ケアについてお話したいと思います。

子どもは身体の成長が大きいのと同様に、乳歯が生えて永久歯に生え変わって…とお口の中も大きく変化していきます。

もちろん子どもが自分でお口の中を管理することは難しいので保護者の方々の協力が必要です。

6~8か月頃に通常は下の前歯が生え始め、2歳半頃に乳歯がすべて生えそろいます。

身体の成長と同じように個人差が大きいので時期についてはそこまで細かく気にされなくてよいと思います。

 

虫歯予防における歯磨きの目的は『歯についた汚れを落とし、必要な量のフッ化物を歯に供給すること』ですが、この時期はよだれの分泌が多く唾液による緩衝作用(酸性に傾いたお口の中を中性に戻そうとする作用)が期待できます。お口の中が酸性に傾いた状態が長く続くと虫歯になりやすいですが、赤ちゃんはよだれが多いためお口の中が中性に保たれやすい状態にあります。

「虫歯予防のためにできるだけ早く歯磨きを始めなければならない!」と思っている保護者の方は多いと思いますが、『歯を磨く』ということを目的にするのではなく、『お口の中を触られることに慣れる、お口の中を触られることは心地よいんだ』と感じてもらうことを目的としてもらいたいと私は考えています。

 

【歯ブラシになれるためのトレーニング】

1.下の前歯が生え始めたら授乳や離乳食後に綿棒やガーゼで歯を優しく拭って掃除します。

2.お子さんの反応を見ながら声掛けをして歯ブラシをお口の中に入れてみます。

3.膝の上でスキンシップを取りながら寝かせ磨きのトレーニングをしていきます。

急にお口の中に物が入ってくるのを嫌がる場合は、身体を使って歌って遊びながら慣れさせていき、歯磨きに移行していくこともおススメです。

 

【しっかり磨けるようになってからの仕上げ磨きのアドバイス】

1.歯ブラシは毛の部分が乳歯2本分くらいの小さめのものを使いましょう。

2.歯ブラシを持っていない方の手で唇を排除しながら歯茎に毛先が強く当たらないように注意して磨きましょう。

3.自分で磨きたがるようになってきたら子ども用の歯ブラシを持たせてあげましょう。

 

ここで私が娘にも持たせているおススメの歯ブラシを紹介したいと思います!

〈EX kodomo F〉という歯ブラシです。

 

 

写真のように万が一、歯ブラシを咥えたまま転倒してもお口への負担が少ないようにぐにゃぐにゃ曲がります。

子どもも握りやすいサイズになっています。

『自分で歯磨きをしたがるようになったけど歯ブラシをもたせるのは心配だな…コケて刺さったらどうしよう…』

と試行錯誤しながら娘の子育てをしているときに見つけました。今でも愛用しています。

当院でも取り扱っておりますので興味のある方はぜひ声をかけてください。

個人的にお気に入りです。

 

院長

森田 香櫻里

 
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