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- 咬み合わせと火事場の馬鹿力
2021年1月29日
こんばんは。
勤務医の森田です。
昨年はコロナウイルスに苦しめられ、大変どんよりした一年でした。
このように追い詰められたときにこそ、火事場の馬鹿力を発揮し、災害を乗り越えられると信じています。
さて、火事場の馬鹿力ですが、これを今回スポーツ歯科的に考えてみたいと思います。
ウエイトリフティングや腕相撲を行うときは、相当な力で食いしばります。
これは、食いしばった方が、グッと力が入るからです。
では、ここで野球をイメージしてみましょう。
思い切り食いしばって素振りをしてみます。
あれ?意外と上手にスイングできない?
…これがいわゆる“りきみ”です。
野球やテニス、ゴルフなどの全身を連動させておこなうスポーツにおいて、過度な食いしばりは逆に運動効率を低下させてしまうんですね。
食いしばりが、りきみを生むことが分かったので、今度は逆に、口を大きく開けてスイングしてみます。
??
やっぱり上手くスイングできません。
下あごが不安定だと、またまた力をうまく伝えることができないんですね。
スポーツにおいて、りきみを生まない程度に下あごを固定することが、スムーズな体の動きにつながるのです。
“りきみを生まない程度に下あごを固定”って、具体的にどうすれば良いのでしょうか。
テニスの選手や、野球の選手はどのようにして、りきむことなく力を発揮しているのか、気になりますね。
勤務医
森田悠矢