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- タバコがもたらすお口への悪影響
2021年6月4日
皆さんこんにちは。
さくらの森デンタルケアクリニックです。
タバコは呼吸器に深刻なダメージを与えます。
喫煙習慣によって肺炎や肺がんのリスクが上昇することは、皆さんもご存知のことでしょう。
タバコの煙には、発がん物質など有害な成分が多量に含まれており、全身の健康を大きく脅かします。
そんなタバコは、お口にも悪影響を及ぼすことがあります。
歯周病のリスクが上昇する
タバコによる口腔への悪影響として、第一に挙げられるのは“歯周病のリスクの上昇”です。
タバコを吸うと、歯ぐきの血管が収縮し、血流が滞ります。
歯ぐきに供給される酸素や栄養素、免疫細胞なども減少することで、細菌感染症の一種である歯周病のリスクが上昇するのです。
お口の中が乾燥する
喫煙すると、口腔内が乾燥します。唾液による抗菌作用や殺菌作用、自浄作用などが期待できなくなり、細菌の活動が活発化します。
その結果、むし歯や歯周病などのリスクが上昇するのです。
口臭が強くなる原因にもなります。
歯が汚れやすくなる
タバコのヤニは、歯を黄ばませます。喫煙している人の部屋の壁や天井は、着色が目立ちますよね。
それと同じことが歯でも起こるのです。
タバコのヤニは、さらなる汚れの付着を促し、歯垢や歯石の堆積が目立ちようになります。
タバコはお口に悪影響しか与えない?
上述したように、喫煙習慣はお口に健康に悪影響しか与えません。
とくに歯周病との関連は極めて強いので、むし歯や歯周病を予防するのであれば禁煙するのが望ましいです。
タバコには気分をリフレッシュする効果が期待できますが、お口や全身の健康維持を優先した方が賢明といえます。
まとめこのように、お口の健康にとってタバコは明らかに有害です。
全身の健康にも深刻な悪影響をもたらすため、喫煙習慣がある人はできるだけ早期に改めるようにしましょう。
禁煙外来などを利用すると、タバコもやめやすくなります。
禁煙したいけれど、自分ではなかなかやめられないという方は、医療機関を積極的に利用していきましょう。