ブログ|大分市玉沢で歯科をお探しの方はさくらの森デンタルケアクリニックまで

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子どものむし歯は母子感染に要注意

2022年1月31日

皆さんこんにちは。

さくらの森デンタルケアクリニックです。

 

本日はむし歯菌の感染についてご報告いたします。

 

※あくまで教科書的な内容となります。

現在、むし歯の原因はミュータンス菌以外にも複数あることが分かっていますので、

完全に家族間での感染予防は不可能との見方もあります。

赤ちゃんの時期は、スキンシップが心身の発育に大きな影響を与えますので、

本日の記事はあまり気にしないで、どんどんスキンシップしてもらったら良いと

個人的には思っています。

むしろ、むし歯菌の家族感染は当たり前と思って、「どうせ伝染するならば、少しでも弱い菌を!」という考えを持っていただきたいです。

要するに、ご家族みんなでフッ素うがい!イエテボリ式歯磨き!定期的な歯科受診!

がんばりましょう!

 

 

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中はほぼ無菌状態です。

 

むし歯の原因となるミュータンス菌なども存在していません。

 

それがいつしかむし歯菌に感染してしまうのですが、どのような経路なのか不思議に思われている方もいらっしゃることでしょう。

 

家族が感染源となりやすい

赤ちゃんや小さなお子さまが接する人間というのは、ご家族に限られていますよね。

 

とくに食べ物の口移しや食器の共有、キスなどのスキンシップを行うのはお母さまやお父さまであることが多いです。

 

つまり、乳幼児のむし歯の感染源は、ご家族となりやすいのです。

 

感染の窓が開く時期

子どもには、むし歯菌への感染リスクが顕著に上昇する時期があります。

 

これを専門的に「感染の窓」が開く時期と呼んでいます。

 

具体的には、乳歯がどんどん生えてくる時期で、1歳半から2歳半が該当します。

 

この期間は歯並びも安定せず、ブラッシングもしっかり行うことができないため、むし歯菌が定着しやすくなるのです。

 

スキンシップなどを一時的に控えるべき?

感染の窓が開く時期を清潔な状態のまま乗り切れたら、それ以降、むし歯のリスクが大きく減少することがわかっています。

 

むし歯菌が定着しにくい、衛生的な口腔環境を確立できるのです。

 

そのため、1歳半から2歳半の1年間だけは、キスなどのスキンシップはもちろん、食べ物の口移しや食器の共有などをできるだけ控えるようにしましょう。

 

同時に、ご家族がむし歯予防に努めることも大切です。

 

そうすることで、むし歯の感染経路を遮断することができます。

 

まとめ

乳幼児のむし歯は母子感染することが多い点に注意しましょう。

 

お母さまだけではなく、お父さまや同居しているご家族全員がむし歯予防に努めることで、お子さまのお口の健康を守ることが可能となります。

 

むし歯は細菌感染症の一種であるという点も改めて確認しておきましょう。

 

努力次第で予防することも十分可能です。

 
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