ブログBlog
- 正しい舌の位置ってどこ?
2022年2月14日
こんにちは。
院長の森田です。
『口育』のお話をしようと思います。
『口育』には呼吸と嚥下が重要というお話をずっと前にしたと思います。
今日はその呼吸、そしてその中でも『舌の位置』についてです。
歯の発達とともに、舌も発達していきます。
舌がしっかり発達しないと呼吸や嚥下、発音に問題が生じます。
舌が発達せず、舌の力が弱いとどうなるのか?
舌が上顎にぴったりとくっついているのが正しい位置(下図C)です。
これにより正しい呼吸(鼻呼吸)が身につき、顎の成長も良い方向に助けられます。
一方で舌が下がる(低位舌)は舌の位置が低く、前歯の裏側を押していたり、それよりも低い状態にあること(下図D)です。
これは発音障害や歯並びが悪くなる原因の一つです。
歯並びは口の周りの筋肉の力と、舌の力のバランスで成長していきます。
舌で歯が押されるとバランスが崩れていくというイメージは沸くかと思います。
そして舌が低い位置にあると口もあきやすくなり、自然と口呼吸になっていきます。
以前指しゃぶりのお話の際も少しでてきたかと思いますが、
最近の子どもは「お口ポカン」が多いと言われています。
「お口ポカン」がまさに口呼吸です。
また、マスク生活によりマスクの下で無意識に口呼吸になっている大人も多いのです。
『口呼吸』ってよくないイメージがあるけど何が悪いのかな?
鼻呼吸と口呼吸どう違うの?
次回はそれについて話していこうと思います。
院長
森田 香櫻里