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- 唾液力④ いよいよ唾液の質の話
2020年10月3日
こんにちは。
院長の森田です。
今日は【唾液の質】についてのお話です。
そもそも唾液って何よ、って話なのですが
当然、ほぼ水です。
ただし、その0.5%ほどのわずかな機能的成分がとってもすごいんですね。
その中の代表格が
免疫グロブリンの一種であるIgAです。
そもそも、ばい菌やウイルス(新型コロナも含め)というのは
もちろん体の入り口である鼻や口から体内に侵入しますよね。
でも簡単に体内に侵入されては困るので…
体内になるべく侵入しないように働くんですね!
ちなみに、鼻から侵入しようとした異物は、鼻毛や鼻水、繊毛細胞、扁桃リンパ組織の働きでほぼ体内には入ってこれません!
それに比べ口から侵入しようとした異物は、唾液にがんばってもらうしかありません!
なので口が乾燥すると、抵抗力がガクッと落ちてしまうわけですね。
逆に、口が乾燥していても鼻呼吸ができればある程度防御できます。
こう見ると、口呼吸って本当にメリットがないですよね…
学問的にも、“呼吸器”とは鼻から肺を指し、口は入ってないんですね。
マスクをする機会の多い今こそ、正しく鼻で呼吸をしていただきたいです。
話がそれましたが
というわけなんですね。
体内に入ってしまった異物に対しては、白血球やリンパ球が働くのですが、体内に入る前に攻撃してくれるのがIgAです。
IgAが減る要因は
ストレスです。
コロナ禍でストレスもかかり、口呼吸で乾燥もし…
食生活も乱れ…免疫力が大幅に低下していると予想されます。
心当たりがありますね…
では、IgAを増やすためには⁉
これまでの研究で、この短鎖脂肪酸を多くとることで、IgAが増えることがわかっているそうです。
つまり、唾液の質を高めるには腸内環境を整えることが大事ということです!
具体的には何を食べればよいのか?
だそうです。
次回で最終回にできるかな?
院長
森田 香櫻里