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- 子どもの受け口って20人に1人くらい
2020年10月23日
こんにちは。
大分市玉沢のさくらの森デンタルケアクリニックです。お子さんの下顎が出っ張っているように感じたら、それは反対咬合かもしれません。
反対咬合はお子さんが幼児のうちに治療をするのがいいと言われています。
反対咬合とはどんなお口の状態か、また早めに治療をした方がいい理由について説明します。反対咬合とは反対咬合とは、「下の歯が上の歯よりも前に出るかみ合わせ」のことです。日本人に多く見られるかみ合わせで、別名「受け口」と言います。
上の歯が内側に傾き過ぎている、下の歯が外に傾いているなど、上下の歯の傾き具合によって起こる場合と、下顎が大き過ぎるか上顎が小さすぎるために起こる場合とがあります。
反対咬合になりやすい遺伝もあるため、ご両親やおじいさん・おばあさんに反対咬合の人がいると、反対咬合になることがあります。小さいうちからの治療がおすすめです乳歯しかない時期に反対咬合だとわかったら、できるだけ早く治すようにおすすめしています。反対咬合は、乳歯列期であれば早く治すことができるからです。
反対咬合になると、下顎が前にズレてしまいます。
そのまま成長発達を遂げると、下顎のズレに合わせて骨の形や顔の筋肉が育っていくことになります。
骨や顔の筋肉がある程度育ってから矯正治療に取り組んでも、骨や筋肉をもとに戻すのは困難です。まだ乳歯しか生えていない幼児のうちに反対咬合の治療を始めれば、顎の骨の成長を利用しながら治療することができます。
治療後も継続して歯並びやかみ合わせを管理していくことで、歯並びやかみ合わせはもちろん、顎の骨の形も整えていくことができるのです。お子さんが小さいうちから治療に取り組むだけで、治療期間を抑え、見た目も自然に改善していけるのですから、「反対咬合がわかったら早めに治療するのがいい」とおわかりいただけるかと思います。
さくらの森デンタルケアクリニックでは、フェイススキャン機能がある歯科用CT「トロフィーパン スープリーム3D」を導入しています。
院内のCTで撮った3次元画像に顔を重ねることで、骨と顔のバランスを考えながら治療を進めることが可能です。
院長は女性ですので、男性歯科医師が苦手なお子さんの治療もお任せください。次回は、お子さんの反対咬合を放置するとどうなるかについてお話しします。