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- 咬み合わせとスポーツ歯科
2021年2月19日
こんにちは。
勤務医の森田です。
スポーツの時には、“かみしめず”に“下顎を固定”することが大事だとお伝えしてきました。
そのために歯科ができることをご紹介いたします。
①スポーツマウスガードの作成
マウスガードの装着が義務化されていたり、推奨されているスポーツはどんどん増えてきています。
実は前回お伝えしたソフトボールの上野選手も、マウスガードを装着するようになってから舌を出さなくなったそうです。
さて、スポ―ツマウスガードの効果は、いくつかあります。
・衝撃の分散(けがの予防)
・けがした時に歯が抜けるのを予防する
・噛み合わせの左右のバランスをとる
・噛み合わせの高さをコントロールする
・顎が動かしやすくなる
イスに座った時に、ひじ掛けにひじを乗せるような感覚で、下あごをマウスガードにそっと置いて固定することができます。
そうすることで、りきみをなるべく抑えてスポーツを行うことができます。
私もマラソン大会ではマウスガードを装着して走っています。
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自己紹介ブログでもお見せしたマラソン大会の写真
上顎に自作のマウスガードを装着しています
②食トレの効果アップ
今はやりの、食トレ(たくさん食べて運動できる体を作る)はもはやスポーツ選手にとって必須ですよね。
“何をどれだけ食べるか”についてはよく考えていると思いますが、
“食べたぶんがしっかり体に吸収されているか”
についてはあまり考えたことがないと思います。
むし歯でボロボロの歯で、いくら食べても効率よく消化・吸収できないですよね。
ガタガタの歯並びでも同じです。
フルマラソンの日本記録保持者の大迫選手はご存じだと思います。
彼は日本記録を出す直前に矯正治療をしました。
こうして全身のバランスを整えたことが記録達成にいくらかは貢献したのではないかと思っています。
歯科治療もトレーニングの一部だと思って、通院していただければ幸いです。
一生懸命むし歯を治療し、歯並びも整えて、“食べられる口づくり”のお手伝いをいたします!
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ちなみに、当院では、マウスガードを外注せずに私が手作りしています!
私のお気に入りのマウスガード作成のプレス機です。
マウスガード以外にも、矯正治療後の後戻り防止装置や、ホームホワイトニング用の装置や、なんと睡眠時無呼吸症用の装置まで作れます。
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自作の睡眠時無呼吸症候群(簡単に言うといびき)用の装具です
意外と装着感良いですよ
ぜひご相談ください。
勤務医
森田悠矢